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家づくりコラム 2009.07.14

家って何??

shirokuro.jpg 京都や地方に建つ寺社や数寄屋・町屋・民家など、何十年、何百年経った今でも、多くの人が訪れ、そのたびにそのたたずまいに感動し、何か懐かしさを感じています。

最近の建物と何が違うのでしょうか。言葉では言い表せない"何か"があるようです。

確かなのは、木や土、焼き物、藁(わら)など、身近にあった自然素材が使われていることです。 自然素材の持つ空気感、経年変化の美しさといったところにも違いがあるようです。

最近では、築100年余りの古民家を再生したり、古い町屋をリフォームして住まう方も増えてきています。

今更ながらに「家って何?」と考えたとき、家は家族を雨・風・寒さなどから守る箱です。 屋根があって、壁、床、水廻りがあれば、ことは足ります。でも、人間には、感性や感覚・感情があり、色や形やデザイン・性能といった付加価値を求めます。

住宅が産業と言われて久しくなります。この間コマーシャリズムに乗って、様々な商品が販売されてきました。

昔、住宅は、今以上に高価で、一部の限られた人しか求めることができませんでした。数寄屋や民家など、築100年以上の建物が、今でも手を加えられながら威風堂々とたたずんでいる姿を見ると、改めて「家って何?」と考えさせられます。

あまり流行や情報に左右されず、もう一度原点に返って考えてみるというのもいいですよね・・・

 

「建杜」主宰  金澤清文

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