建杜
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床、天井を一度スケルトンにして10畳の和室二間分をつなげたリビングダイニング。 テーブルの下にはかつての掘りごたつをリメイクしたいろりが切ってある。
玄関ドアの一部に床を張り、式台のある上がりかまちを設け、格調高い仕上がりに。正面の障子を開ければキッチンに直接つながる。屋根裏部分はオープンに。階段を新設し、ロフト収納として活用。古民家ならではの広い玄関スペース。
勾配天井で開放感のあるキッチン。古き良き雰囲気と機能性が同居して、ぬくもりのにじむ使いやすい空間になった。 カウンターの向こう側は書斎スペース。仕事を持ち帰った奥様が、食事の支度をしながら作業を進められるベストポジションにデスク、本棚を造作した。
床の間のある和室は、畳の張り替えと漆喰の塗直しのみの改修にして、約100年前の面影をそのままに。
増築したキッチンからクロゼットをぬけてお風呂場へ。造作のお風呂場はガラスドアなどスタイリッシュな雰囲気に。
漆喰と下見板が和の風情を醸す玄関。広縁はペアガラスの樹脂サッシにより、気密・断熱性をアップ。
敷地内にある伊豆石の蔵。母屋よりも長い歴史をもつ。補強を施し、木組み部分も修復。歴史を感じる情緒豊かな空間は何とも言えない。どんな使い方をするかはじっくりと検討中。
【Before】伝統的な日本家屋の間取り。 ふすまは取り払い、無垢床張りで約20畳の広々リビングダイニングに変更した。リビングと接する一部の開口部には、土・珪藻土・古紙から作られた耐震性のある荒壁パネルを設置。漆喰で仕上げている。