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家づくりコラム 2009.06.19

エコロジー

eko.jpgエコロジー(環境)が話題になっています。環境に対して優しい製品や生活、政府や企業また地域においても、エコは重要なファクターです。

 日本の戸建て住宅の建て替えは、平均25年前後だと言われています。住宅ローンが終わるころには壊してまた建てる、といったスクラップ&ビルドが繰り返されています。自動車においても、地方では一家に2~3台所有している家庭も多くあります。1台250万円を5年ごとに買い替えると、2台で25年、2500万円くらいになります。住宅と同じように経済が回転していきます。

こうした中、このサイクルを延ばそうという動きがあります。超長期優良住宅・100年住宅といった施策です。でも、よく考えてみると、住宅も25年で寿命がくるわけではありません。

家族構成や流行といったソフト面での変化が、建て替え・買い替えの要因になっているようです。 新しいものがいい、周りが建て替えるから、といった日本人の感性によるところが多いような気がします

古いものはいいことだ、といった文化や感性を、子供の頃から教育していかなければ、いくらハード面で超長期優良住宅といわれる住宅を造っても、20~30年でまた建て替えられてしまいそうです。

きっちりした素材を使って、流行に左右されない、オーソドックスでスタンダードなデザインのものを大切に、手を加えながら住み続けるといった教育や文化を育てることが、エコライフにつながっていくのではないでしょうか。

「建杜」主宰  金澤清文

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